キョロ丸日誌74
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助教授、東又利夫の秘密__助教授、東又利夫編3
パンダにそっくりのポプリ、通称ポンダの繁殖も順調でビッグ・ビジネスの臭いがぷんぷん。
儲けたお金を使って大学の理事を買収し、一気に教授の肩書きまで手に入れようと目論む、日本でも有数のポプリ研究者。
ポプリ愛好家のバイブル的著書「ぞっこんポプリ塾」の著者であり、「ポプリが絡んだ金儲けの影には、彼の名前あり」と噂される、香月ヶ丘大学助教授、東又利夫53歳。
そんなすべてが順風満帆、こわいものなしの彼だが、実をいうと彼には誰にも知られたくない、大きな秘密があった。
助教授、東又利夫がひた隠しにするその秘密とは・・・・・
おい、おっさん、ズレてるぞ・・・・・
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キョロ丸で一儲け・・・・・の皮算用
先日は、キョロ丸のおかげで、思いがけず超高級キノコにありつくことができた。
まさかこんな身近なところに、このような希少価値の高い超高級キノコが自生していようとは、嬉しい驚きだ。
えっ?
自生しているキノコは、その土地の所有者のものじゃないのかって・・・・・
「・・・・・・・」
こまかいことは気にせずに(こまかいことか?)話しを進めよう。
確かに、こんな身近なところに超高級キノコを発見したことも驚きだが、問題は、それを見つけ出したのがキョロ丸だということ。
ひょっとしてキョロ丸には、この超高級キノコの在処を察知するという、特殊な能力があるのではないか。そういえば、世界三大珍味のひとつトリュフをの在処をさがすのに、豚を使うというのを聞いたことがある。
それと同じことが、キョロ丸にもできるとしたら・・・
これは上手くすると、キョロ丸を使って、一儲けできるかもしれない。
ムフフ・・・・・
よし、この前の林に、またキョロ丸を連れていって、超高級キノコ探知ポプリとしての実力を試してみよう。
はたして結果や、いかに?
常緑樹生い茂る、例の林の前にに放してやると、キョロ丸は一目散に駆け込んでゆく。ハラハラ、ドキドキ、期待に胸膨らまして後を追って行くと、さっそく何か見つけたのか、奥の方からピ-ピーと、キョロ丸の鳴き声が・・・・・
やった~!
これで今夜も、超高級キノコにありつけるぞ。
少々興奮気味に、声のする方に駆けつけると・・・・・
・・・・・今度のは、見るからにヤバそうだ。
ちっ、この前のは、ただの偶然か・・・・・
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秋の散歩道
とある秋の一日。
気候は暑くもなく寒くもなく、Tシャツから出た腕にあたる風は、心もち肌寒いといった感じ。
こんな日に家の中にいるのはもったいないということで、キョロ丸と一緒に散歩に出た。
空は青空、足どり軽く、金木犀の香る小道を散策する。
歩きだしてしばらくすると、人家の密集する住宅地をぬけ、畑や森の多い地域にさしかかる。するとキョロ丸は、周りの緑に野生の本能をくすぐられたのか、何か興奮した様子で突然勢いよく走り出し、木々の生い茂る林の中に入っていった。
おいおい、どうしたんだよ?
仕方なく僕も、キョロ丸を追って林の中へ。
林の中は、昼でも陽が射さず、ジメッと薄暗い。その奥の方から、何か見つけたのか、ピーピーとキョロ丸の鳴き声が聞こえる。
何だよ、何だよ?
キョロ丸の声に誘われて、分け入った林の中、その先には・・・・・
・・・キョロ丸、そ、それは、もしかして・・・・・
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